水槽の蓋はいらない!?飛び出す!?注意点とオープンアクアリウムのススメ

蓋についた水滴が景観を損ねる!?

おもに冬の時期は水槽の水温(25℃くらい)が室温より上回るので蒸発しやすくなります。その蒸発しようとして上がった水蒸気が蓋にぶつかり、水滴となってぼつぼつと水を垂らす結果となります。風呂の天井と一緒ですね。

冬のあいだはこの水が全部蒸発するのですごい勢いで水が減ります。(部屋の温度にもよりますが日中家を空けている場合60センチ水槽で1リットル以上は減ります)

 

逆に言えば週で7リットル程度。週1でバケツいっぱいの足し水ができるなら問題ないです。フタを外しちゃいましょう。圧倒的に綺麗です。ADAの水景には蓋はありません。

(私は冬のみ蓋を閉めています。)

蓋なしの場合の注意点!魚、エビが飛び出す!

ADAの水槽きれいだなあとおもっても、真似してフタ無しであそこまで水位を上げてはいけません。水槽のたかさギリギリまで水位を上げるのは撮影の時だけにしましょう。魚やエビが飛び出します。私が水位限界から1センチ程度にしてフタをしていた時は隙間から魚やエビが飛び出してきていました。本当にわずかな隙間でも飛び出すときは飛び出すので水位を下げない場合、対策はラップくらいでしょう

 

蓋なしなら水位に余裕をもって!最低でも上から5センチは。

 

地震がきたら終わりなんてよく言われますが水位をさげても蓋をつけてもあまり効果はありません。地震対策でしたら15センチくらいは下げましょう。

 

ただ生物の飛び出しについては有効です。フタ無しでも水位さえ上から5センチ以上絶対に開けるようにしていれば飛び出しはほぼありません。飛び出しやすいとされる種を飼育している場合には10センチ程度開けたほうがいいです。と、いうのを見越してあえてハイタイプの水槽を買うことをおすすめしています。60センチ標準は高さが36センチですが、私は高さ40センチ以上をおすすめしています。チャームで探すと高さ40センチの水槽が数個程度、45センチタイプが数多くありますね。高さ36から45にすると大分威圧感がありますが、水位を変えなければ問題ありません。高さ36センチの方は水位が30~34程度が一般的ですが45センチ水槽にすると水位40センチにしてもまだ5センチの余裕があります。おすすめは高さ40センチで35センチ程度の水位です。

 

2年水換え不要のソイル、ブルカミア

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ブルカミアとは


ブルカミアは、特殊な火山培土を原料に軟焼結製法(特許第2917140号)で粒状化された底床用濾材です。
この特殊な構造により、ブルカミアの粒の内部には無数の微細な空間があり、自然界と同じように様々な有用バクテリアの住みかとなっています。
底面濾過を行い各粒の中に水を通せば、付着コケの原因となるリン分や流木のアクなどを吸着除去するほか、微生物による水の浄化が行われ、また水草の発根育成にも優れた特性を発揮します。
ブルカミア内部に繁殖する膨大な量のバクテリアは、それぞれ役割を分担し、魚から排泄されたアンモニア等の老廃物を分解し、さらに硝酸イオンを還元して空気中に窒素放出する脱窒作用までを行うため長期間水換えをせずに水槽飼育が実現できます。
ブルカミアのもう一つの大きな特徴は、水質安定です。
原料の酸とアルカリの特殊な組み合わせで得られる両性緩衝作用(特許第2603202号)で、元水とブルカミア各製品とのバランスで得られた水質(pH、硬度)を長期間維持することができます。これが、特許を取得した微生物活性浄化材、「ブルカミア」です。ピンポンパールもメダカも、コリドラスもほかの熱帯魚も、現在では、ほぼ例外なく、みなこの飼い方を行っています。底面フィルターと水中ポンプのみでOKです。酸素も水中ポンプが上に吐き出した水で水面が揺れで空気中の酸素が溶け込むのでこの時点で酸素は飽和状態になっています。

 

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流木もアク抜き不要なクリーン環境に魚の育成に適した水質を保ち、濾過バクテリアの力できれいな水を平均1年から1年半(飼育の仕方によって大きく変動します)維持することができます。
また、色素粒子の吸着除去に優れているため、流木はアク抜きなしで使用できます。
ディスカスほか、熱帯魚に多い、弱酸性の軟水を好む種類の飼育には【ブルカミアD】、金魚、グッピーをはじめ、中性から弱アルカリ性で中程度の硬水を好む種類には【ブルカミアG】、レッドビーシュリンプを美しく見られるブラック系の【レッドビーサンド】、水草中心の水槽向けに初期肥料を添加した【ブルカミアGreen】など、いろいろな種類を取りそろえておりますので、目的に合わせてお選びください。

濾過の仕組み


魚の排泄物から発生するアンモニアなどの有害物質が、水中ポンプの水を循環させるはたらきにより、水と一緒にブルカミアを通過します。
その際に、ブルカミア内に生息する膨大なバクテリアによってアンモニアなどは分解され、水草に吸収可能な土の養分となります。
また養分が多くなると脱窒菌群によって空気中に窒素放出が行われ、水質と養分両方のバランスが保たれます。
ブルカミアの中に暮らしているバクテリアなどの微生物の呼吸によってCO2が供給され、水中ポンプからは綺麗になった水が、水草光合成に必要なCO2を含んで出てきます。

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濾過バクテリア


濾過バクテリアとは、一般的にはアンモニアを比較的害の少ない硝酸塩に酸化分解する細菌類の総称です。
ブルカミアには、一般的な濾過バクテリアのほか、200種以上の様々なバクテリアが住み着いてはたらきます。
このためアンモニアが消えてしまうほか、炭水化物系の分解代謝、また空気中への窒素放出などまでが、まるで自然界のきれいな湖や湿地と同じように行われ水を換えなくても自然の力で水がきれいに保てます。

自然界に匹敵するほどの大量のバクテリアが棲めるのはヒロセが特許を取得した軟焼結製法によるもので、超微細な多孔質構造をもっているため1リットル中の空隙は合計21476m2もあります(真空水銀注入法による検査結果/東京都産業技術センター)。
このミクロのすき間はバクテリア各種のサイズに合った径をもち、通過した水は確実にバクテリアに触れられるようになっています。。

ピンポンパールの最適な水温は何度!?ヒーターいらない!?

ピンポンパールの過ごしやすい水温について

 今回はピンポンパールが過ごしやすい水温について説明しようと思います。これについては「ヒーターなしでも飼えてるよ」「ヒーターなしで冬こして元気だよ」なんて言う人もたくさんいるのですが、ヒーターはあったほうがいいです。金魚用のヒーターは18℃固定の設定になっていることが多いですが、18℃もあれば快適です。

 

26℃がいいのは嘘!?

 最初に説明すると、嘘ではありません。多くの熱帯魚の適温が22~28くらいであり、温度固定式のヒーターは26°に設定されていることがほとんどです。そして熱帯魚用のヒーターを買い、実際失敗することがないから26℃が最適と言われることが多いのです。実際には18℃あれば快適ですし、30°を超えるような水温は苦手ですのでむしろ20℃付近が快適だという人もいます。実際金魚専門のマニアが飼育する際にはヒーターなし、または(18℃~24℃設定)のことが多く、熱帯魚もやってるよっていう方だと熱帯魚と同じ水温にする場合が多いです。

 

結論として

 実際に快適に過ごしている水温の幅が広いのが事実です。熱帯魚のように厳密に22~28℃と決まっているわけではなく、ヒーターなしでピンポンパールの越冬をさせる人も居ますので、適応範囲が広いのです。

 ただ、

「水温の変化に弱い」

のは頭に入れておくべきです。つまり、ヒーターなしだと冬の温かい日と寒い日、又日中と夜の気温差が10℃以上なんて日もあるでしょうから、ヒーターで

温度の上下をなくす

ことが大事なのです。つまり18℃ヒーターを入れてもいいし、22°でも、26°でもいいのです。毎日ヒーターの温度変えませんよね?固定式ならなおさら、そのままでいいと言えるでしょう。